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アルバム1:
~白熱のライブレコーディング!残響7秒のカテドラルの大空間に響く、初期バロックの
一大傑作モンテヴェルディ「聖母の夕べの祈り」抜粋~

演奏者プロフィール

花井 哲郎
古楽演奏家。早稲田大学第一文学部哲学専攻卒業後、アムステルダム・スウェーリンク音楽院にて、オルガンとチェンバロを学ぶ。ロッテルダム音楽院において合唱指揮と管弦楽指揮のディプロマを取得。ブラバント音楽院にて古楽声楽アンサンブルをレベッカ・ステュワートに師事。滞欧中、教会音楽家、合唱指揮者、鍵盤楽器奏者として活動し、またグレゴリオ聖歌の研究・演奏活動にも従事する。1997年に東京にてヴォーカル・アンサンブル カペラを創設、以来ルネサンス・フランドルの宗教作品の演奏を続ける。2005年には古楽アンサンブル コントラポントを結成、リーダーとして17世紀を中心としたバロックの宗教音楽演奏にも力を注ぐ。また、古楽をレパートリーとする管弦楽団、合唱団、声楽アンサンブルを指導、徹底した古楽の立場からの演奏普及に努める。フォンス・フローリス古楽院院長、国立音楽大学講師。
公式サイト:http://www.fonsfloris.com/tetsi/

古楽アンサンブル コントラポント
花井哲郎をリーダーとして2005年に結成された古楽声楽家、古楽器奏者によるアンサンブル。17世紀を中心に、後期ルネサンスからバロックの宗教音楽をレパートリーとする。2010年に合唱隊を併設。プログラムによって、各パート一人ずつの器楽・声楽によるアンサンブル、ア・カペラの合唱、そして独唱、合唱にバロック・オーケストラという形態まで、それぞれの作品にふさわしい編成をとる。作品の持つ可能性を最大限に引き出すために、時代・地域に固有の演奏形式に徹底的にこだわった演奏、また声楽家と器楽奏者が音楽のみならず「音」そのものに対するイメージを共有して、各自の独創性を生かしながらも「対位法的に」一体となった演奏を目指している。これまで取り組んできた音楽は、パレストリーナ、ビクトリア、ジェズアルドといったルネサンス音楽、ガブリエリ、モンテヴェルディなどヴェネツィア宗教音楽の黄金時代、ドイツ・バロックの3大Sであるシャイン、シャイト、シュッツ、スペインのビリャンシコと18世紀イエズス会宣教時代ラテン・アメリカの宗教作品、フランス・バロックの作曲家シャルパンティエ、リュリ、デュ・モン、カンプラ、ジャン・ジル、クープラン、ド・ラランド、モンドンヴィルなど、多岐にわたる。2015年結成10周年を迎え、6月の記念演奏会でモンテヴェルディ「聖母の夕べの祈り」を演奏し好評を博す。
公式サイト:http://www.fonsfloris.com/c/

演奏者

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